環境問題に対する関心の高まりとともに、中高層建物の建築に伴う近隣問題は複雑化の一途を辿っています。このような背景のもと、近隣とのトラブルにより、建築確認取得日の大幅な遅れや、協議の長期化に伴う紛争への発展、エ事進行への支障、事業計画の見直しなど、多大なリスクを発生させてしまうケースが数多く存在します。こうした事例を踏まえながら、事業計画の円滑な進行を目指すために、近隣紛争・建設紛争を予防するための迅速な対応が必要不可欠であり、建物の計画段階における近隣への配慮、協議の場において近隣居住者等から提出される要望事項に対し具体的な対応策を、十分に検討する必要性があります。建設推進事業部では、「中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例・指導要綱」に基づき、業務委託された案件に対し、実情を踏まえた上での近隣住民との協議、交渉等を実施し且つ、事業主との連帯を蜜にし円満な早期解決に向けて意欲的に取り組み、施工のスムーズな進行を促します。